息子が言葉を覚え始めたとき、身近な物に興味を示しては「これは何?」とよく聞いてきました。私が「〇〇だよ」と答えても、答えた頃にはまた別の物を指さして「これは?」と言うので、ちゃんと聞いてるのかなあと思ったものです。そうこうしているうちに次々と色々な物の名前を言えるようになり、食いしん坊だからか特に食べ物の名前はあっという間に覚えていきました。
「うさぴょんのせいかつ絵本」シリーズの『あなたのおなまえは?』には、うさぴょんだけでなく、りんごやほうれんそうなどの身近な食べ物が登場します。そして、「あなたのおなまえは?」と聞かれた食べ物たちは、自分の名前や得意なことなどを教えてくれます。
このとてもシンプルなやり取りは、幼い子どもたちにとっては大人と自分、自分と物との間で毎日当たり前のように行われているやり取りかもしれません。食べ物たちが答える前に、うれしそうに名前を教えてくれる子もきっといることでしょう。ぜひお子さんに問いかけながら読み聞かせてみてくださいね。
(近野明日花 絵本ナビライター)
きたやまようこの幼児絵本、新シリーズ! うさぴょんはひとりでなんでもできます。すききらいしないでぜんぶたべられるかな?毎日の食事がたのしくなる絵本です。
「うさぴょんのせいかつ絵本」シリーズ、食事編。
子どもたちも大好きな食材が登場するのが嬉しいです。
「あなたのおなまえは?」という問いかけで、
食材の名前を覚えられるのがポイントです。
とくい、じょうず、という表現が心地よいです。
さらには、素敵な料理となるのですから、魅力的です。
もちろん、うさぴょんも登場。
「なにからたべるのかな?」は、読者もワクワクでしょう。
小さい子向けおはなし会用にセレクト。 (レイラさん 50代・ママ 男の子29歳、男の子27歳)
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