ガーナのとある村では、子どもたちはゴミ集めをしてお金をもらう。その金額、1日働いて日本円で約20円。ある日、その村に画家が訪れ、「絵描きになりたければ20円で画用紙を買いなさい」という。それを聞いた3人の子どもがとった、それぞれの行動とは…? お金の価値は人によって違う。それでも「自分がやりたいこと」をつきつめる大切さを伝え、経済と夢と情熱について描いた、美術家・長坂真護の初めての絵本。
とても素敵な、素晴らしい絵本でした。
最初は「わらしべ長者」と似た内容かもしれないと思いましたが、全然違っていました。
絵本には、3人の男の子が登場します。
そして3人には同じチャンスを与えられるのですが、3人が3人とも違う運命をたどります。
そうとは知らずにチャンスを逃した子とつかんだ子。
最初はつかんだけれど、次には逃した子。
それぞれが自分の結果に満足しているかもしれないけれど、客観的に見ると、オスマンがチャンスを一番有効活用したように思います。
なるほど、チャンスはこうやって掴むのか。
大いに勉強になった一冊でした。 (めむたんさん 40代・ママ 男の子22歳)
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