目の前にあるものを数えることからはじまり、 ゼロ、負の整数、無理数の発見と、 人類は常に数の概念を拡張してきた。
数と数が作るパターンは、 数の概念を学ぶ者たちの心を魅了する。 そのパターンは、 数字の並びに現れた反復パターンのように はっきり目に見えることもあれば、 パスカルの三角形のように 深遠な真実を隠していることもある。
なかには、素数のパターンのように つかみどころがなく何千年もの間数学者が 頭をかきむしる原因になっているものもある。
この本は、黄金比、メルセンヌ素数、 フェルマーの小定理、多元数、巨大数など 数にかかわるさまざまな発見と 謎を駆け足で見ながら、 数学の深淵を旅する本である。
|