小さなものが好きなクマさんと、大きなものが好きなヤマネくん。ふたりは出会うとすぐになかよくなりました。あるひ、ふたりがケーキ屋さんでもらった苗を育てはじめると……。心温まる、森のともだちの物語です。
小さいものがすきな大きなクマさんと、大きいものがすきな小さなヤマネくんの物語。大きなクマさんは小さなヤマネくんを一目で気に入り、小さなヤマネくんは大きなクマさんを一目で気に入って、ふたりは出会うとすぐになかよくなりました。ある日、森でケーキ屋さんをみつけると、甘いものに目がないふたりはケーキを食べます。そして、店長から苗をもらいます。クマさんが小さな苗、ヤマネくんが大きな苗をえらんで育てはじめると思わぬ展開が! おたがいの違いを認めあい、思いやる……読み終わるとゆったりと温かな気持ちに包まれるはずです。でも、この絵本の魅力はストーリーだけではありません。一筆一筆ていねいに描かれた動物や植物、昆虫が、物語をよりいっそう味わいぶかいものにしています。ぜひ、手にとってご覧ください。そして「1200円(税抜)は安い!」と感じていただければ本望です。
4歳の娘と一緒に,このシリーズ4冊すべて読んでみました。
シリーズの中で,この「もりいちばんのおともだち」が私は1番好きでした!
それは何といっても見応えのある絵です!!
森の景色も新緑の季節から紅葉の季節に移り変わっていき,ケーキ屋さんのケーキはどれも本当に細かくリアルに描かれ,カボチャとサツマイモの花,それを吸いに来る虫達,最後は森の仲間の動物達が勢揃い,と様々な絵が描かれていてストーリーを知っていても何度でも見たくなってしまうのです!
2作目の「ふゆじたくのおみせ」は,秋の森の景色の中でお互いへの贈り物のために頑張るヤマネくんとくまさんの想いが濃厚な絵本です。
3作目の「めざめのもりのいちだいじ」は,雪景色が多い絵本でラストのお花畑に春の喜びを感じる絵本です。森の仲間達の協力に心優しくなれます。
4作目の「あめのもりのおくりもの」は,雷の日の1日を描いたお話でシリーズの中で娘は一番ドキドキしながら聞いていました。ヤマネくんとくまさんの友情が感じられる絵本です。
3作目と4作目はラストのシーンが本当に素敵な絵です!
全作とも素敵なお話で,親子で楽しめ温かい気持ちになる絵本でした!
でもやっぱり,ストーリーを知っていながら何度も見たくなってしまうのは1作目の「もりいちばんのおともだち」なんですよね。
2〜4作目はストーリーが心に残り,1作目は絵が心に残ったので,ストーリーを知っていながら何度も。。となると1作目を読みたくなってしまうのです(笑)。これからも幾度となくこの絵本の絵に癒されてしまいそうです。
もちろん,私の個人的な意見です。
シリーズ全4冊読んだので,改めて感想を書かせていただきました。
このシリーズに出会えたことに感謝です! (まゆみんみんさん 30代・ママ 女の子4歳、)
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