ドーナツいけのおはなしともだちって なんだろう? 今回の主人公は元気な男の子、ドジョウのドジオ。ドジオはみんなと遊びたいのに、いつも泥んこで、じっとしていられない性格のせいで「かわりもの」と思われてみんなと仲良くしてもらえません。そんなドジオが空にむかって、「へんてこでもいいから、いっぴきでいいから、ぼくにともだちをください」と神さまに祈っていたその時、ドーナッツ池のすいめんに、バケツの水のかたまりといっしょにキンギョがおちてきました。初めてともだちができたふたりは、どうやって仲良くしてよいかわからないので、泥んこになってみたり、ふくれてみたり、お互いの姿を真似してみます。そこへ他の魚たちがやってきて・・・・・。
ずっと一人ぼっちのドジオは、キンギョと友だちになりますが、キンギョをお姫様と勘違いした他の仲間たちに横取りされてしまいます。
せっかく友だちができたのに、また一人ぼっちになってしまったドジオの気持ち。
せっかく人気者になれたのに、友だちが去っていってしまうキンギョの気持ち。
友だちって、めんどくさい。
めんどくさいから、友だちなんかいらない。
でも友だちはほしい…。
大人になってからも、同じようなことを考えることが多々あります。
そんな2匹の気持ちが、自分の気持ちとも重なって、共感できました。 (ちびっこおばちゃまさん 40代・その他の方 男の子4歳)
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