まっくろな体にぱっちりな目がかわいい、くろくまくん。 親子で楽しめる人気シリーズ「おはなし・くろくま」第2弾は、真冬のお話です。
くろくまくんのすむ森にも、雪がふってきました。 さむい、さむい、冬。おおつぶの雪がふりつづきます。 朝、目をさましたらあたり一面まっしろ。 くろくまくんはゆきだるまを作ることにしました。 「うんとこ こらしょ うんとこ こらしょ」
くろくまくんよりちょっと大きい雪だるまができましたよ。 背伸びして、みどりのバケツの帽子をかぶせてできあがり! ・・・と思ったら、翌朝目をさましたくろくまくん、ちいさな雪だるまがひとつ、そばに増えていることに気づきました。 次の日も、その次の日も、ひとつずつ。 だれが作っているのか気になってしょうがないくろくまくんは、一晩中見ていることにします。 さて、くろくまくんが見たものは・・・?
ええっ!?と笑顔になってしまう、後半部分はぜひ絵本でたしかめてくださいね。 くろくまくんの丸い目が、ますます丸くなり、考えこんだり驚いたり。 そんなようすが愛らしい絵本です。 やさしく、リズミカルな言葉の響きも、小さいお子さんへの読み聞かせにぴったりですよ。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
さむい、さむいふゆ。くろくまくんのすむ森にも、雪がふりました。さっそく雪だるまをつくったくろくまくん。 ところがよくあさ、となりには、小さな雪だるまがふえていました。 どんどんふえる雪だるま。だれがつくっているんだろう…?くろくまくんはふしぎでたまりません。
ほのぼのした表情がかわいいくろくまが繰り広げる、肩の力がふっとぬけるようなストーリー。 ゆきのひの特別な気持ちを、楽しい擬音語いっぱいで表現した文章は、読み聞かせに最適です。 親子いっしょにお楽しみください。 そのままリボンをかけたくなるかわいい装丁の絵本。プレゼントにもおすすめします!
くろくまくんが雪だるまをつくると、次の日から、毎日、一つずつ雪だるまが増えていきました。「これってどういうこと?」と不思議に思いながら絵本を読み進めると、「そうだったのか!」という展開が待っていました。加えて、この絵本の終わり方はとても素敵で印象的でした。 (さくらっこママさん 30代・ママ 女の子7歳、男の子5歳)
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