家でも学校でも、いつも「いそいで!」と急かされてばかりのティシャ。学校からの帰り道、ママと一緒にちょっとだけのんびりすることに決めました。黄色い車やカモメを数えたり、外でピクニックをして、サンドイッチをゆっくり味わったり…。すると、なんだか世界の見え方まで変わってくるようです。あわただしい日々のなか、たまには「ちょっとだけのんびり」してみませんか?
日ごろ何かと急かして急かされて暮らしていることを、実感してしまいました。
いいかげん、のんびりしたいときもあります。
紫は癒やしの色でしょうか。
この絵本の主役は、ティシャを見守るように描かれた紫の花のような気がします。
急かされることに嫌気がさしたティシャの緊張感と相対して、癒やしを約束したように描かれています。
家族揃ってのんびり過ごすことにした時、画面は紫の花に埋めつくされて生きます。
のんびり眺めていたい絵本です。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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