1945年8月9日、長崎での被爆、直後の機銃掃射…。92歳で今なお語り部を続ける女性の経験から、戦争の愚かさ、平和への祈りを伝える1冊。全文英訳付。姉妹本に『戦争を読む・平和を考える19450806 星は見ている』がある。 (本書は、14歳のとき長崎で被爆し、92歳(出版当時)の今も、居住する福岡県で語り部として活動する山口美代子さんの話を書き起こしたもの。絵は、同県在住の日本画家で、日頃から山口さんの語り部活動をサポートをする画家・吉澤みかさんが担当した。)
長崎原爆の体験が語られています。
その場にいたからこその内容に、重いものを感じました。
投下された直後の地獄のような光景は、今までにも他の資料等を通して想像することが出来ました。
でも、その場で無事だった人たちが被爆によって、身体が死に向かっていく残酷さは、体験者だから描けるものでしょう。
言いようのないかなしみとぶつけどころない怒りを感じました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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