年をとったひきがえるは岩の上で日光浴をしていた。眠っているように見えたが、本当は眠ってはいない。池のまわりで繰り広げられる自然や生き物の営みを、ずっと見つめてきたのだ…。
年をとったひきがえるから見た風景と、ひきがえるをねらうサギのしぐさが、池のそばの風景として見事に描かれていると思います。
小さな虫たちや、いろんな動物が細かく描かれていても、ひきがえるからサギは見えません。
だんだん近づいてくるサギに、緊張感は高まって来ましたが、ひきがえるの最後の跳躍はみごとです。
長生きするためには、幾度も危険を逃れてきたのでしょうから。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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