のねずみのぐりとぐらは、お弁当の入ったリュックと水筒を持って野原へ出かけます。 林をぬけ、野原について、荷物を降ろして「そろそろお昼かしら?」と持って来た目覚まし時計を見ると、まだ10時! 青空の下で体操をしたけれど、まだお昼前! 今度はマラソンを始めたぐりとぐら・・・ところが突然転んでしまいます。2匹の足にからんだのはなんと『毛糸』でした。 「どこまでつながっているんだろう?」 どんどん大きくなる毛糸玉を転がしながら着いたのは、森の中の1軒の家。そして出会ったのはくまさんでした。 くまさんのチョッキの毛糸がほどけていたんです。 くまさんもマラソンに誘って一緒に野原に走って行くと、ちょうど目覚まし時計がお昼の時間を知らせて「リ〜ン」と鳴ったので、みんなでおいしいお弁当を一緒に食べました。
野原で『毛糸』を見つけたぐりとぐら。 「どこまで続いているのかなあ・・・?」「何につながっているんだろう・・・?」 ぐりとぐらと同じように、子供たちもいろんな想像をしながらお話しの中に入ることができると思います。 横長の絵本の端まで続く、緑色の縮れた毛糸の行く先をわくわくしながら一緒に楽しんでみてください。 お尻から現れるくまさんは、子供にはとてもインパクトがあるようですよ。 ――(ひじり あい ;絵本ナビ オフィシャルライター)
遠足に出かけ、マラソンを始めた野ねずみのぐりとぐらは、野原にのびていた毛糸に足をとられて、突然ころんでしまいました。その毛糸をたどっていくと……。
ぐりとぐらの体操のところが大好きな娘。
そこでいつもにっこりします。
なかなか時間が過ぎないっていう子どもならではの
感覚もかわいらしいなあと思います。
私も小さいころ読んでいて、
毛糸を丸めるたびにこの絵本を思い出していました。
くるくるとゆきだるまみたいに丸めていく姿、
ほんとうにかわいらしいなあといつ見ても思います。 (はっしゅぱぴーさん 30代・ママ )
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