新しい家にひっこして、るすばんをしていたのんちゃんは、クローゼットの中にトイピアノをみつけました。今はもういないおとうさんが、5歳の誕生日に買ってくれたものです。のんちゃんは、鳴らない鍵盤が1つあることを思いだしましたが、ひさしぶりに、おとうさんにならった「カノン」という曲をひいてみました。すると、となりの森から、ピアノの音が聞こえてきます。のんちゃんのひく「カノン」とおなじメロディです。 音楽がもたらす喜びを描いた、あたたかなファンタジー。
図書館の新着コーナーで見つけました。
いせひでこさんの透明感のある美しい色合いのイラストに引き込まれます。
なぜか少しだけ怖いような感じがして、ドキドキしながらページを読みますすめました。
読んでいると、ピアノの音色が聞こえてくるようです。
(クッチーナママさん 40代・ママ 女の子19歳、女の子16歳、男の子14歳)
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