
ずっと家族のように暮らしてきたねこのゴロジ。ぼくの家族が引越すことになったある日、ゴロジがきえた。ぼくたちに、あいさつもなく。ゴロジが見つからないまま引越しの時が近づいて・・・。「ぼく」のゴロジへの想いがあふれる、心温まる1冊。

ペットを飼えない住宅事情と、愛猫の不在が交差して、ハラハラするお話です。
ペットが飼えない住居への引越しが決まった家で、飼っているペットがいるとしたらどうすれば良いのでしょう。
連れていきたいけれど、連れていけないのです。
そんな家から猫がいなくなったら、家出なのでしょうか。
探し回る少年の悲壮感がとても切なく響きます。
でも、素晴らしい結末かも知れません。
ゴロジも新しい居場所を見つけていたのです。
結果オーライのお話です。
少年が残した地図が、人とのつながりも作ってくれました。
(ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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