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「叱らない」が子どもを苦しめる

「叱らない」が子どもを苦しめる

著: 藪下 遊 坂 康雅
出版社: 筑摩書房

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作品情報

発行日: 2024年02月08日
ISBN: 9784480684745

288ページ

この作品が含まれるシリーズ

出版社からの紹介

叱られないのに、学校がつらい
「叱らない」教育に現役スクールカウンセラーが警鐘を鳴らす一冊。なぜ不登校やいじめなどの問題は絶えないのか。叱ること、押し返すことの意義を取り戻す。

現在、不登校状態の子どもは小中学校合わせて約三〇万人。これまでは「無理させず休ませる」支援が主流でしたが、それだけでは改善しない事例が増えてきていると、現役のスクールカウンセラーが警鐘を鳴らします。

*本文より一部抜粋*
カウンセリングで多くの家庭を見る中で「褒めて伸ばしている」つもりが、いつの間にか「子どもの問題を指摘しない」「ネガティブなところを示さない」という形に変質してしまっていることがあります。本来、「褒めて伸ばす」とは、「ネガティブな面は見せない」ということではないはずです。ポジティブなところだけを伝えて褒めるのに、ネガティブなところを無かったかのように振る舞うということは、子どもを根っこの部分では弱い存在だと見なしているのです。

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