
地球に生まれた喜びを感じられる、春の絵本。
ぽかぽかしてきて
むずむずしてきて くすぐったくて
ちきゅうはとうとう わらいだしてしまった――
植物が芽吹き、動物が冬眠から目覚め、虫が命をつなぐ春。毎年やってくる季節の変化を「あたりまえのもの」ではなく「かけがえのないもの」として感じられる絵本。地球は人間だけのものではない、という気づきとともに、春を迎える喜びを描きます。内田麟太郎×南塚直子コンビで贈る、心あたたまる美しい春の絵本。

なんてかわいい表紙なんだろうと、手にとった瞬間、心がうきたちました。短い文はどれも印象的で、まさに「はるがきた!」という感じ。特に、くりかえされる「もぞもぞ」に、いきものや自然が動き出す様子が頭にうかんできて、わくわくしました。そして、春らしい、あたたかみのある、とてもかわいらしい絵も魅力的! ほんわかとした気持ちになる、すてきな春の絵本でした。 (あんじゅじゅさん 50代・その他の方 )
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