

「これは きみの おひさま。 おはよう、って のぼってきたよ。」
「これは きみの おひさま。 おはよう、って のぼってきたよ。」
木や小川、やさしいおばけ…。 左のページを「ボード」に見立て、 右のページの「パーツ」をどこに置くか想像しながら ページをめくると、 「パーツ」が増えて、楽しい森ができていきます。 おひさまがのぼってから、 農場のものたちがねむるまでを描いた、ユーモラスな絵本。
人気絵本作家ジョン・クラッセン、初のボードブックです。 声に出して、指をさして親子で楽しめる、シリーズ全3冊。

『Your Forest』が原題。
表紙絵から、ジョン・クラッセンさんならではの視線に引き寄せられてしまいます。
そして、「きみの」という独特の語りが、読者を誘います。
左ページのキャンバスに、右ページのアイテムを置いて、完成させる趣向。
どこに置こうか、という余白もあり、愉快です。
いろいろ会話が弾みそうですね。
夜だけ登場という、やさしいおばけという存在も変化球。
絶妙な造形の目は、後半をドラマチックに演出。
ラストの余韻も素晴らしいです。 (レイラさん 50代・じいじ・ばあば 女の子1歳、女の子1歳)
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