アメリカではロングセラーとして子ども達に愛され続けているというこの絵本。 読んでみればすぐ納得。主人公の男の子アイラが喜んだり、迷ったり、ちょっぴり不安になったり・・・という気持ちの変化を、 まるで自分の事みたいにドキドキしながら読んでいる子ども達の顔がすぐ浮かんでくるからです。 どうしてそんなにソワソワしているのかと言えば、アイラは今日初めてお友達のうちに「おとまり」に行くからなのです。 嬉しい!けど、いつも一緒に寝ているぬいぐるみのくまちゃんは連れて行くか行かないか。うんうん、これは大きな問題だ。 ・・・なんて大人まで一緒になってアイラの気持ちに入り込めるのは、誰もがこんな経験をしているからなのでしょうね。 この作品の「おとまり」という題材が魅力的なのは勿論のこと、ころころ変わるアイラの表情、アイラを取り巻く家族の態度、 軽快な会話劇で進む展開など、小さな子から大人まで幅広い年齢層が楽しめる可愛くて面白いみどころがたくさん! 日本の子ども達にも嬉しい新装版復刊ですね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
★翻訳者まえざわあきえさんに『アイラのおとまり』のみどころについてお話をお伺いしました!!
まえざわあきえさんへのインタビュー記事はこちらからどうぞ>>>
仲良しのレジーの家に今日ははじめてのおとまり。 でも…、いつもいっしょに寝ているくまちゃんのぬいぐるみはどうしよう。 つれていかなくても眠れるかな・・・ はじめてのおとまりには期待と不安がつきもの。 そんなこどもの心の動きを見事に描きだした絵本。 アメリカのロングセラー絵本が待望の新装復刊!
6歳長女に借りました。お友達の家にお泊まりしに行くアイラ。でも、いつも一緒のくまのぬいぐるみを持っていこうとしたら、お姉ちゃんが「笑われちゃうよ」と。かっこつけたいんだけど、でも心配なアイラの気持ちがよく出ています。長女もいつも一人で寝るときはお人形と一緒。おじいちゃんちにお泊まりしに、夏休みは行く予定ですが、やっぱり人形は必要かな?アイラと長女を重ねながら読みました。 (きーちゃんママさん 30代・ママ 女の子6歳、女の子4歳)
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