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神さまが通る桜道を守る鬼と小学4年生の瞳子(とうこ)のふしぎな桜物語
ちょっとふしぎなおばあちゃんが、1本の電話を受けてむかった先は、人間のいたずらから神さまの道を守ろうとする花守のいる山だった。こわそうな花守に頼まれて、瞳子とおばあちゃんがさがしにでかけたものは――?
季節感があっていいですね〜。早春の、まだ固い桜のつぼみの頃、ヒンヤリとした夜を思いました。山を登ると、まだ積雪。
桜は、山神が田の神になるための道筋。なんて素敵な伝承でしょう。本当にありそう。
春の夢を見せてもらえるような本ですね。
これは節分を迎えてから春爛漫までの、あと少しの辛抱という頃に読むのがオススメですかね♪
不思議エピソードや母親と祖母の関係、孫の関係などはよかったのですが、もっともっと膨らみそうな話だったので、途中で終わった感が否めません。せめて桜見してから終わってほしかった〜。
新聞に連載されていたようなので、ページ数が限られていたのでしょうね。もっと読んでいたい、そんな素敵なお話でした。
この後編が、先に読んでしまった『狛犬「あ」の話』だそうで再読したいです。 (てぃんくてぃんくさん 40代・せんせい 女の子12歳)
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