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道に迷わなければみつからないふしぎな博物館「クグノタカラバコ」。そこに展示されているお宝のいわれをきいてください。
子どもって、なんでそんなものを、というものを集めていたりしますよね。カエルににた石だったり、砂浜でひろった貝だったり、学校の給食に出る牛乳ビンのふただったり(最近は、紙パックの学校が多いですね。)、なかにはアリやダンゴムシをビンに入れていて、大人をギョッとさせる子どももいますよね。それらが「宝物」として、ゴチャゴチャと机の引き出しの一つに集められていたり、ダンボールの箱にしまわれていたりするんですよね。
「宝物」を集めている子どもたちにしてみれば、きっと意味があるものなのでしょう。それぞれにその子どもだけのエピソードがあるのだと思います。
クグノタカラバコもそうです。
水鉄砲だったり、パンだったり……。これらにもクグがタカラバコに入れておくだけの価値がある、おもしろいお話があるんです。
クグノタカラバコの宝物は、「クグの博物館」にあります。道に迷って5分のところにです。きっと、自分の宝物と同じように、クグの宝物の価値がわかる子どもなら、すぐに道に迷えることでしょう。
でも私には迷う自信がありません。集めている宝物がないのです。残念です。
小学中学年くらいが対象だと思います。この本を読む子どもたちの宝物はなんなのでしょうね。気になりますね。 (はしのさん 40代・パパ 男の子15歳、女の子13歳)
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