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雪の降る夜、ちいさなおばけが迷子になった。 困ったおばけは、通りがかった子に話しかけます。
「もしもし ちょっと おたずねします」 「……きゃあーー!」
当然、その子は驚き逃げ出し、大慌てで家に帰って言うのです。
「たいへんだ! 山の上でおばけにあった。 大きな目玉でぎろりとにらんで…」
それを聞いたばあさんがじいさんに言います。
「山のおばけは大きな口でにやりと笑って…」
おじいさんは、子どもたちに気を付けるように注意します。
「口にはぎざぎざとがった歯がいっぱいで…」
伝わるごとに、おばけの姿はどんどん恐ろしくなっていく。 その話を聞きつけて、一番驚いたのはなんと……!?
せなけいこさんの贈る「真冬の怪談話」はこわい? おもしろい? もちろん、どちらもです。一番こわいのは、みんなの想像力だったりして、ね。
親子でドキドキしながら読むのも、みんなで大笑いしながら読むのも。 どちらもおすすめの楽しい1冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
雪の降る夜、ちいさなおばけが迷子になって、子どもに道を尋ねたら、驚いたその子が逃げ出して…。時ならぬ真冬の怪談。
まいごのおばけに道をたずねられて、ビックリして逃げ帰るうさぎ。
どれほど怖かったかを家族に説明し、それをきいた家族がまた別の家族に・・・。
話はどんどん尾ひれがついて・・・。
それを聞いたおばけが、逆にビックリして逃げ帰るってお話です。
うさぎ家族の説明で、デフォルメされていくおばけが描かれているのですが、
4歳の娘は、本物のおばけとの区別が難しいようでした。
でも、ストーリーといい、絵といい、せなけいこさんは
やっぱりスゴイです☆ウマイです♪
個人的には、すごく好きな作品です!! (しゅうくりぃむさん 40代・ママ 女の子4歳)
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