おばあちゃんをたずねる途中の列車で、大切なお金を盗られてしまったエーミール。ベルリンの街を舞台に、少年たちが知恵をあわせて犯人をつかまえる大騒動がくりひろげられます。
懐かしいこの絵本、ストーリーの中に入り込んでワクワクハラハラする面白さを息子にも知って欲しくて、毎晩少しづつ読み始めました。
まず冒頭は独特のケストナー節が長い・・!長すぎるっ・・!
登場人物の紹介までで、読む母ヘトヘト。横向くと寝息が・・・あぁ・・。
イラストもあって魅力的なんですけどね・・。
しかし主人公の少年エーミールが独りで電車に乗り、ベルリンの祖母の家に向かい始めると・・そこからはもう物語もスルスルと動き出し、
すっかりエーミール目線でいることに気づきます。
ハプニングあり、出会いあり、冒険あり・・・。
毎晩一章づつ読んでいたのですが、物語が盛り上がってきたところで・・・やられました。息子に。
なんと夜中に殆ど最後まで一気に読んでしまったのです。
そうだよね、この物語は先が気になって、途中で止めることなんてできないよね・・。
それだけのめりこんでくれたことが嬉しくもあり、そのドキドキを共有したかった気持ちもあり。笑
冒頭のケストナー節さえ乗り越えられたら、7歳にも十分楽しめる
お話です。
個性的な少年たちが集まって、困ったエーミールに協力するのがいいですね。大人になって読んでみると、お母さんへの気持ちなどもけなげに思えました。
子供の頃に読んだ名作は、何十年経ってもやはり名作でした。
次は「エーミールと三人のふたご」を読もうかな。 (10月さん 30代・ママ 男の子7歳)
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