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ある日ぼくの家に大きなおばけきゅうりが現れ、地下室にあるきゅうり王国から追放された王だと名のった。そしてその日から奇妙な事件がたてつづけに起こった。1973年ドイツ児童文学賞受賞作。
きゅうりの王さまが突然現れたという非日常が、家族の間柄や様々な人間関係を試金石のように解きほどいていきます。
コメディタッチでありながら、洞察力、分析力は切れが鋭く感じました。
舞台の社会性については未消化なのですが、楽しく読み終えました。
登場人物の意外な部分が興味をひきました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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