孤児院をぬけだした9歳の少年ラスムスは,陽気な風来坊のオスカルにであい,街角でアコーディオンをかなでながらの旅にでる.凶悪な強盗犯をつかまえて大手柄をたてたラスムスは,やがて金持ちの夫婦にもらわれることになったが….リンドグレーンは,この人間愛あふれる作品を書いて国際アンデルセン賞に輝いた.[解説=山脇百合子]
国際アンデルセン賞を受賞し、
よくお勧めされているので
前から気になってはいましたが、
タイトルから重そうな気がして
なかなか読む気になれませんでした。
でも、読んでみると、内容は重いのに、
会話や描写にカラッとした明るさがあり、
とても読みやすかったです。
読む限り孤児院もそこまでひどいわけでもないけれど、
ラスムスくんが求める愛情は与えられていなかったのが
何度も書かれていて、
私は息子たちにちゃんと愛情を与えられているかと
振り返るよいきっかけになりました。 (まことあつさん 30代・ママ 男の子6歳、男の子3歳)
|