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一寸法師に浦島太郎、いじめに耐えて幸福を手に入れた鉢かつぎ姫、おそろしい大江山の酒呑童子……長く読みつがれてきた、おなじみのおとぎばなし7編をいきいきとした日本語で。
おとぎ草子がどの様なものか、あまり知らずに読み始めたのですが、収録された7篇にしても、多様な物語で、それが何百もの物語があると聞くと、昔話の集大成のような気がしてきました。
「一寸法師」では、ちょい悪な策略士の一寸法師を知りました。
「浦島太郎」では、乙姫と夫婦になった少し大人の太郎の世界を知りました。
昔話のバリエーションの多さを感じました。
「鉢かづき」からは中世物語がおとぎ草子に含まれる不思議な世界を感じました。
児童書として知っている話が、ヤングアダルト向けに感じた図書でした。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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