書籍扱いの絵本です(上製本)。 縦 22.8 x 横 18 x 厚さ 1(cm) 言語:英語
はらっぱへ遊びに行った少女のおはなし。 「ばったさん、あそびましょ」と、草の葉にとまっていたバッタを捕まえようとしますが、逃げてしまいます。 「かえるさん、あそびましょ」と、池のちかくにいたカエルを捕まえようとしますが、逃げてしまいます。 カメも、リスも、かけすも、ウサギも、ヘビも、みんな捕まえようとすると逃げてしまいます。 誰も遊んでくれないので、池のそばの石に腰掛けてじっとしていました。
すると、バッタが戻ってきて、草の葉にとまります。 カエルも戻ってきて、草むらにしゃがみます。カメも、リスも・・・みんなもどってきました。 誰も、もう怖がって逃げたりはしません。 シカの赤ちゃんがやってきて、少女のほっぺたをなめます。 「ああ わたしは いま、とっても うれしいの。とびきり うれしいの。」 「なぜって、みんなが みんなが わたしとあそんでくれるんですもの。」 (翻訳作品より転載)
ぽかぽかと暖かい日差しの中で、女の子と動物たちとのやりとりを描いています。 描写が細やかで、女の子の心情の変化が読み手にも伝わってきます。 クリーム色を基調とした色使いと柔らかなタッチの挿絵で、とても穏やかな気持ちになります。 うしろでずっと笑顔の太陽が見守っているのも、大事なポイントかもしれません。
この作品は子供だけでなく、大人にもおすすめします。 日常に疲れたとき、ゆっくりとこの絵本を開いてみてください。 (翻訳作品より転載)
英語の勉強が始まった息子と一緒に、自分も英語に触れていきたいと思うようになりました。苦手意識があるのですが、まずは好きな絵本の英語版なら読みやすいだろうと、いろいろと探しています。
マリー・ホール・エッツの『わたしとあそんで』は娘の誕生祝いにいただいた思い出の絵本。我が家の宝物です。そのお話の英語バージョンということで、読むのが楽しみでした。
英語版も文字は控えめで、優しくて、かわいらしい世界が広がっています。繰り返される「will you play with me」というセリフが耳に残ります。特に春に読むのがおすすめです。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子15歳、男の子12歳)
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