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1992年におきたロスアンゼルス暴動事件をモデルに、人権、貧困、差別から生じる対立と誤解、そして知ることの大切さを和解への希望を少年ダニエルの目を通して描いています。コラージュをベースにした大胆な色づかいで描かれた絵は1995年コルデット賞を受賞しています。
子供にとって恐怖以外の何者でもない暴動の夜。いなくなってしまった飼い猫を思いやる気持ち。
「たぶん、おたがいのこと よく しらなかったんだよ。」というダニエルの言葉の重みが忘れられません。
人と人の争いを平和的に解決する方法がこの言葉の中にあるように思えました。
インパクトのある絵も子供たちのお気に入りです。
「人種」のことや「暴動」については子供から質問がありましたが、毎日戦争のニュースが流れる昨今、さほど細かい説明は必要ありませんでした。 (まあちゃん235さん 30代・ママ 男の子9歳、男の子7歳)
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