色とりどりのキャンディーや、青空を飛ぶたんぽぽの綿毛。楽しい写真に誘われてページをめくるうちに、 たくさんの数を「だいたい、いくつか」数えるコツが身につきます。決まった数のかたまりに目をならしたり、 ひとかたまりずつ、ざっと数えたり。ぴったり正確な数字を言い当てる必要などありません。だいたいのところが わかれば、それで充分。数えるテクニックはもちろんのこと、数と気軽につきあう楽しさも教えてくれる本です。
算数が大好きな息子、数字系のお話の絵本を見つけたらとりあえず読みたがります。
この本も、図書館にある数字の絵本の棚から自分で見つけ出してきました。
数を数えるとき、算数の授業中ならともかく日常生活では、「だいたいいくつ」という概念の方が実は有用だったりしますよね。
このくらいなら10くらい、このくらいになると100くらい、といった感覚。
この本では、「だいたいの数」を視覚に訴えて教えてくれます。
最初に出てくるのは、お風呂で遊ぶようなおもちゃのアヒルちゃん。
これが10羽、100羽、1000羽、そして10000羽いたらどのように見えるか・・・
10000という実際の数を目の前にすると、なかなか壮観です。
それから、だいたいの数の数え方。
小さな升目を作ってその中の数を数えて、升目倍する。
長さ・高さのだいたいを測るには、なにか基準になるものを考え、それの何倍くらいかを考える。などなど。
息子と一緒にこの本を読んだのですが、いろいろな写真の中でだいたいの数をクイズのように当てっこしているうちに、だんだん私も息子もだいたいの数のイメージがつかめたような気がしました。
お勉強と肩肘張らずに数字に楽しく親しめる絵本です。 (あんれいさん 40代・ママ 男の子6歳)
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