昭和19年8月22日,沖縄から本土に向かった学童疎開船対馬丸はアメリカ潜水艦の魚雷攻撃を受け,海に沈んだ。歴史的事件を考える。
淡々と語られる疎開船対馬丸の沈没に至るまでの経緯、生存できた人の見た地獄を、少し距離感を持って読んでしまいました。
それほどに戦争は遠い過去になってしまったのです。
誰が責められるべきか問えない状況、みんなが必死だったのですね。
しかも対馬丸の沈没をしのぶ間もなく、沖縄に戦火が拡がると文章は急に止まってしまいます。
そして、言いようのない悲しみに呑み込まれてしまいました。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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