カメレオンのカルロは、行く先々で周りと同じ色に変わってしまうことが嫌で、いつもご機嫌ななめでした。 ある日かばが、きれいな色に変われるカメレオンがうらやましいというのに驚きます。木の実をつぶして、かばをももいろに塗ってやると大喜び!そこでカルロは、たくさんの絵の具を作り、動物たちに色を塗る、絵の具屋をはじめました。 ジャングルの動物たちは、みんなカルロに色を塗ってもらい、カルロはいちやく人気者になります。 ところが・・・。次第に動物たちは文句をいいはじめ、ジャングルは大騒ぎになります。
2003年、日本を含む世界7カ国語にて同時発売され、今なお欧米版はロングセラーを続ける名作が、 装い新たに生まれかわりました。 2007年の絶版以来、復刊を待ち望む声がとても多かった作品です。 著者自身による改稿によって完成度を更に高めた言葉と新たなデザインを、どうぞお楽しみください。
※本書は2003年ノルドズッド・ジャパン発行の 『ぼくはカメレオン』 (原題「Carlochamaleon」) の改訂復刻版です。
カメレオンは自分が色が変わることが嫌いだった。
他のみんなが自分に気がつかないから。
他の動物たちは、自分の色を変えてみたかった。
そこで、カメレオンは…
とても美しい絵本です。
お説教くさくなく、自然に、自然の摂理を教えてくれます。
もちろん、人間も、自然の一部です。
人間だけが、他の自然界のものたちへの影響も考えずに、必要以上に色を変え続けている。と改めて考えました。 (ピンピンさん 50代・その他の方 )
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