催眠術で天敵ラッセをやっつけ、あこがれのマリアンヌとキスができたウルフ。でも、親友のパーシーが引っ越してしまうことになり……。
ウルフ・スタルクの書いた物語は、スピード感があって繊細で、思い切り笑えて、そのあと妙にしんみりとする、息をつく間もないフルコースだと思います。
引っ越ししていくことになったパーシー、他の男を好きになったガールフレンドのマリアンヌ、いじめっ子のラッセ、ウルフは様々な悪条件でもめげません。
その逞しさとユーモア感がたまりません。
アラビアの王子様が家に来るという奇想天外な展開は、予想以上のハッピーエンドをもたらしました。
とにかく楽しいお話です。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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