ゆきしろとばらあかは、お母さんと一緒に森の一軒屋で暮らしていました。ある日家にやってきた熊と大の仲良しに。しかし春になると熊は去っていきました。熊の正体は……。
グリムのふるさとドイツ在住の作家・那須田淳氏と、幅広い支持を持つ北見葉胡氏のコンビによって、美しさと怪しさ、深さと力強さを備えた「グリム」の世界を見事に表現した絵本シリーズです。 幼いころの約束通り、ずっと離れることのない姉妹。 ひげを切られて憤慨する、恩知らずで意地悪で、どこか可笑しみのあるこびと。熊に変えられた王子・・・・・・。 『赤ずきん』『白雪姫』等にくらべて日本では知名度の低いお話ですが、この『ゆきしろとあかばら』もまた、とても魅力的な要素にあふれたお話です。
北見葉胡ワールドとでも言うのでしょうか、グリム童話でありながら、別の世界のお話のような作品です。
内容も不思議がいっぱい。
小人とクマの、重要な登場者の役回りが、ばく然と感じられて、この物語を曖昧にしているようです。
小人は悪い人なのですよね。
魔法にかけられたクマさんは、意図あってゆきしろとばらあかに近づいたのですよね。
イマイチよくわからないグリム童話ですが、那須田さん北見さんは国籍不明に作り上げてしまいました。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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