美しく描かれた、時刻から広がる様々なイメージとともに、“時間”というものが持つ豊かな情景や意味、そうしたものまで伝える、類のない1冊です。ですのでこの絵本には、お話もなければ、時計の針を回すようなしかけもありません。とても詩的なとけいの絵本です。私たちは、時計に初めて出会った子どもたちがまず第一に大切なのは、時の概念を大きく掴み感じることだと、考えています。
【午前5時】は水平線から現れる太陽と、緑のなかを飛んでいく1羽の白い鳥。爽やかな朝の訪れです。【午後5時】は海辺に佇み、夕陽に長い影をつくる人間と犬。太陽が沈む前の一時を、情緒豊かに伝えます。【午後11時】は星明かりの下を急ぐトラック。こうこうと光るライトが、夜道を照らします。こんな夜中でも働いている人はいるんですね。この「時間をイメージでとらえる」という感覚は、他の時計絵本では決して感じることができないものです。
“じかんを かってに とめたり のばしたり ちぢめたりは、 どんなひとでも できません。” この絵本の最後にある作者のメッセージです。子どもでも大人でも、時間は誰にでも平等に与えられ、過ぎていきます。自分が生きる時間だけでなく、時計の進み方と同時に、世の中のいろいろな景色・生活を知ることは、それこそが時計を覚える本当の意味だと思うのです。
長い針が・・・などの説明もなくとってもシンプル!!
なのにわかりやすい!!
午前の1時から始まり、夜の12時まで。
1時間ずつ1日の流れが描かれています。
同じ1時でも、午前の一日もあれば午後の1時もある。
絵と一緒にお話しながら読みました。
この絵本は娘に借りてきたんだけどあまり興味がないようです・・^^;
息子が「読んで!」と持ってきたので息子と楽しく読みました。
息子の一日の流れに変更して・・・
「午前1時。○くんはぐっすり眠ってます」
「午前5時・・・○くんはまだまだ眠っています」
「午前9時。幼稚園に到着する時間です」などなど。
息子の反応を見てると時間と一日の流れがよく伝わったように感じました。
娘がもう少し時計に興味を持った時にまた読んであげようと思います^^ (Yuayaさん 20代・ママ 男の子5歳、女の子3歳)
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