10人の子どもの世話で大忙しのパパ。食事も、きるものも、なんでも10人分用意しなければなりません。学校へ子どもを連れていき、会社から帰ってくると、お風呂に10人の子どもを入れて洗い、ご飯を食べさせ、お休みのキスを10回して、ようやく1日が終わります。育児に疲れたパパは、ある夜、こっそり船を作り、おばあさんに子どもたちをたのんで、一人で海へ出かけます。海でのんびり昼寝をしたり、釣りをしたり・・・。
でも、なんだかへんです。子どもたちがいない暮らしのなんと寂しいこと!大急ぎで帰ったパパはこんどは10人の子どもたちをつれて、楽しい冒険の旅に出かけることにしました。
ユーモアの中に、パパの優しさがいっぱいあふれた傑作絵本!
作者紹介 ベネディクト・ゲッティエール 1963年パリに生まれる。ウィットに富んだ文章や絵が子ども達の人気を集める。 今、フランスでもっとも注目さてれいる女流絵本作家。 この絵本は、ブリュッセル賞、ドロームの青少年図書賞など多くの賞を受賞しています
【安藤パパ】 育児に疲れ悩んだとき、僕はこの本をそっと開く。 ストーリーは映画的だ。父子家庭にあって、仕事にも育児にも常に全力投球のパパにも、ささやかな夢があった。後にやっとの思いで夢を達成したパパだが、 同時に大切なものを失ったことに気がついて・・・。 理想と現実のジレンマに苦しむ男の気持ちが、パパの疲れた顔から 痛いほど読み取れる。人はギリギリの日常だけでは生きていけない。 時には休息が必要なのだ。でもそれは男も女も同じこと。ヒロシが産まれて間もない2年前の妻の誕生日に彼女はこう言った。「プレゼントは”物”じゃなくて、”ひとりの時間”が欲しいわ」。
10人の子供の世話をする事に疲れてしまい、パパは、おばあさんに子供達をあずけてヨットで旅に出掛けます。
ゆっくり、休養をとったパパは、やはり寂しくなって急いで子供たちを迎えに行きます。そして、みんなで出掛けることにしたお話です。
たくさん出てくる子供の絵に、息子はビックリ! (ママちゃんさん 20代・ママ 男の子4歳、男の子1歳)
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