むじゃきなおばけの子と、人間の女の子のおはなし
おばけのブロー二は、転んでけがをした人間の女の子ユーリちゃんを助けて、家まで送ってあげました。 おばけを少しも怖がらないユーリちゃんをブロー二は大好きになりました。 「ぼくの誕生日にユーリちゃんを招待したいんだけど。」ブローニは、おばけの友達を集めて相談しました。 ーさあ、ユーリちゃんは来てくれるかな?
おぼまことの絶妙なタッチで、摩訶不思議なおばけの世界を楽しく描き出します。
おばけだけど、あまり怖そうでないおばけの絵に
おもしろそうだな〜と借りてきました。
ハンバーガーが大好きなおばけのブローニ。
おばけの友達はたくさんいるけれど、
おばけじゃない友達はひとりもいない。
ともだちと散歩をしていたブローニが
道の途中で座り込んでいる女の子をみつけて
すごく気になってしまいます。
おばけの友達が止めるのも聞かずに、
「どうしたの、だいじょうぶ!」って飛び出していきます。
彼女といっしょにいた男の子はそばに立ってみているだけなのに、
ブローニは「だいじょうぶ」って声をかけてくれるのです。
しかも、彼はブローニの姿をみて逃げ出してしまいます。
ううっ、薄情だ〜。子供たちは気づかないけど、私は気になる。
優しいブローニは、転んで膝をすりむいたユーリちゃんを
おんぶして家まで送ってあげるのです。
仲良くなった二人ですが、ブローニは家の前で別れます。
お母さんがボクたちおばけをみたらきっと怖がるから。
優しい。ものすご〜く優しいです。
そして、ブローニは自分の誕生日にユーリちゃんを招待します。
来てくれるかな、怖がってこないかな、反対されるかな。
おばけの誕生パーティもすっごく楽しそうで、
子供たちも「おばけ」が気にならないみたい。
こんなに優しくて楽しいおばけなら怖くなさそう♪
ブローニとユーリちゃんのお話、続きが読みたいです! (わにぼうさん 30代・ママ 男の子7歳、男の子3歳)
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