ワニの男の子エルンストは「もしも……」と考えるのが大好き。「もしも、砂が砂じゃなくてクリームみたいだったら……」「もしも、プープー鳴らすばっかりのスクールバスが楽しい歌を歌えたら……」といつでもどこでも楽しくなることを考えました。 お誕生日の前夜、エルンストはいつものように「もしも……」を想像します。「もしも、毎日がぼくの誕生日だったら、どうなると思う?」。お母さんにそうたずねたエルンストはその晩、お誕生日行きの宇宙船に乗り込みました。
人生が幸福であることは、幼少時代の基本です。お誕生日は子供に幸福を与える特別な一日。「もしも……」がすべて本当になる夢を見てお誕生日を迎えたエルンストは、「これ以上、すてきな世界なんて考えられない」と感じるほど幸福を味わいました。 空想と現実の世界を行き来できる不思議な言葉「もしも……」を使って、想像の世界に遊ぶエルンスト。彼の姿は、幸福いっぱいの子供心を投影しています。どんな小さな事象にも関心を傾ける子供たちは、「もしも……」を使って日々を楽しく過ごす術を心得ているのでしょう。初めのページから最後まで、エルンストは本当に幸せそう。エルンストの素直な「もしも……」は、幼少時代に体験する幸福への切符とも言えるでしょう。親子で「もしも……」を使って遊ぶのも楽しいですね。 クレヴェンのコラージュに趣向を凝らした細かなイラストは色鮮やかで美しく、まさに夢の世界の再現のようです。 ――(ブラウンあすか)
”もしも…”と考えるのが大好きなエルンストという、小さなわにの男の子がいました。もしも砂がチョコレートクリームだったら、もしもシマウマ模様のパイがあったら、もしも…。とうとう、お誕生日の前夜”もしも”がかなう星の国へ。そして、朝目覚めると…
僕のみずたまりバケツを読んだ時からエルンストのファンになりました。
真っ赤な表紙に三角帽子をかぶったエルンスト
今回はエルンストのお誕生日のお話のようです。
あちこちに、ちっちゃい花火のようなぽちぽちが、
万華鏡を覗いたようなキラキラが描かれていてお祝いムードたっぷり。
エルンストは「もしも・・・」と想像するのが大好きなようです。
空想大好きな長女は きっと同じように想像してる。
横でとっても集中して聞いていましたから。
エルンストの夢の中、宇宙のシーン、その星のシーン
とっても素敵で、ずっと眺めていたくなるほどです。
先月、今月お誕生日を向かた姉妹なので エルンストの気持ち
反芻しているかも。
今回図書館で借りてきたのですが、傍においておきたい、これは買いだな、という絵本です。 (うららさん 30代・ママ 女の子5歳、女の子3歳)
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