図書館の新刊コーナーで見つけました。
赤の表紙と文・きしだえりこ、絵・やまわきゆりこという文字に惹かれて読んでみました。
原作は、フィンランドの作家サカリアス・トペリウスだそうです。
テッサとアイナが摘んできた木いちごを洗っていると、その中に虫がいて、二人は虫を助けてやりました。
その後、二人が森の中で帰れなくなると不思議な出来事が起こります。
まるで魔法のような。
『ディンマリンのおはなし』を読んだ時も思ったのですが、こうした昔話風のお話には、
気立てがよくて優しくてという主人公が多く出て来ます。
今時の絵本だともっとひねった展開にするのでしょうけれど、素直なお話というのは、実は物語の王道なのではと最近思うようになりました。
優しい素直なお話を読んでいると、読んでいると自然に読み手の心も素直になるような気がします。
子どもの頃によく読んでいたようなとてもかわいいお話だなあと思いました。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子9歳)
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