おいら、ワニのワ−ニー。エジプトで気楽にくらしていた。ところがある日、ナポレオンってやつがやってきて、おいらをつかまえた。船にのせられ、馬車にゆられ、ついたのはパリ! おいらはパリでスターになった。でも…。ブラックユーモアいっぱいの物語。
風刺に飛んでいて、コミカルで、とても楽しい絵本でした。
当然、お笑いと動物が好きな上の子は、何度も読み返すほどの気に入りよう。
なんといっても、主人公のワニのワーリーの性格がいいんです。お気楽極楽な、お調子者ですが、なぜかいつも考えているのは食べ物のことばかり。
ある日ワーニーは、うっかりナポレオンの部隊に捕まって、パリで、見せ物にされますが、脚光を浴びるのが大好きなワーニーには、パリの街はもってこいの場所だったようです。
ところがそんな生活も長続きせず、人々から飽きられ、餌も満足にもらえなくなったワーリーがとった手段は、見せ物の檻から逃げ出すこと。
ちょうどいいハプニングがあって、ワーニーは檻から抜け出すことができました。
そんなワーニーが今はどうしてるかって?ラストはぜひ!読んで楽しんで下さい。 (てんぐざるさん 30代・ママ 女の子10歳、女の子5歳)
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