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ライオンはみんなとあいさつや話をしたくて近づくだけなのに、いつもみんなは逃げたり、 助けを求めて叫んだりします。それがくやしくてライオンはそんな動物たちを食べていました。 ところがある日出会った1匹のシマウマは、初めてライオンにあいさつをしてくれ、ゆっくり話を 聞いてくれたのです。2匹は友だちになりました。柔らかい色調の絵が、心にしみる物語を彩ります。
本当は挨拶したくて他の動物に近づいていたライオンですが
食べられるのではないか・・と他の動物は警戒し逃げてしまいます。そんなことばかり続くのでライオンはやけになってしまいます。
ところがある日、ライオンが近づいても逃げようとしないしまうまに出会います。
平然としているしまうまに、おどおどしたライオン、
肉食動物と草食動物の禁断の友情が芽生える瞬間がすごく面白く描かれています。
【事務局注:このレビューは、「らいおん はしった」こどものとも 1981年3月号刊行 に寄せられたものです。】 (まりん♪さん 30代・ママ 女の子14歳)
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