未訳を含む幻のシリーズがついに刊行! 「ブルーノ・ムナーリの1945」シリーズのみどころについて、 お話を伺いました。
象は大きくて重い動物でいるのが、やになってる。じゃあ何になりたいのかな…?頭の小さなフラップの中に隠れた動物たちの願い。ラストの牛がなりたいものは?堂々巡りのオチも楽しい、シリーズ第3巻。
ブルーノ・ムナーリ Bruno munari (1907-1998) ミラノ生まれ。美術・デザイン・絵本など、さまざまな分野で独創的な作品を残したアーティスト。絵本・知育玩具・造形ワークショップを通し、子どもの創造性を刺激し育てるための実践を重ねた。著作に『きりのなかのサーカス』『暗い夜に』『木をかこう』『太陽をかこう』など。
「やになった」というシャープな題名が気になったのですが、
谷川俊太郎さん訳と気づいて、納得。
となれば、このつながり歌のような展開は十八番ですね。
不満げなゾウから始まり、なりたい小鳥へ。
でも小鳥も不満なわけで。
となれば、オチはだいたい予想できましたが、見事着地。
仕掛けがいい塩梅のリズムとなっています。
なるほど、だから、この表紙絵なんですね。
でも、なかなか哲学的な展開が気に入りました。 (レイラさん 50代・ママ 男の子30歳、男の子28歳)
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