親子ともども、一目見て「おぉっ」とはまった絵本です。
とある街の一日を時間ごとに追うのですが、
1ページのなかに12個の小さなコマがあります。
その小さなひとこまひとこまが、12人の登場人物たちの様子を
描いています。
そしてページ下部には街の全景(といっても、ページごとにいろんな通りに切り替わります)
赤ちゃんや旅人や看護婦さんや消防車にジャーナリスト。
銅像や動物園のライオンまで。
老若男女のそれぞれの暮らしぶりが時に接触して、ストーリーが進んだり。
文字のない絵本ですが、じっくり見れば見るほどに発見があります。
私はこれを「神様視点」といい、夫は「三谷幸喜の映画みたいだね」と。
6歳の息子はすっかり「これ面白い!!」と気に入ってしまい、
登場人物を我が家の家族で
自分版「街のいちにち」を落書き帳に描いていました。笑
図書館で借りて、とても欲しくなりしらべたところ、
とても残念なことに廃盤のようでしたが、ラッキーにも古本を手に入れられました。
これでこころゆくまでじっくり見られ嬉しいです。 (10月さん 30代・ママ 男の子5歳)
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