あの話題の絵本、「ちびくろ・さんぼ」の続編が出ました!と言ってもお話をかすかに覚えている人もいるはず。かつて出版されていた岩波版の「ちびくろ・さんぼ」には2話収録されていて、今回再販するにあたって2冊に分かれたのです。 お話は、さんぼにふたごの可愛い弟達が産まれるところから始まります。弟達の名前は「ちびくろ・うーふ」と「ちびくろ・むーふ」。さんぼはそれはそれは可愛がり、一生懸命お世話もします。 ある日、さんぼがたきぎを取りにジャングルへ行っているすきに、森の悪いさるたちが弟たちをさらって行ってしまいます。悲しみにくれるお母さんとさんぼ。なんとか取り返しに行かなければ・・・。 一件落着、最後にいただくごちそうはもちろんあの「ホットケーキ」。前作同様、ちょっとエキセントリックな内容が子供の印象に強く残るのかもしれませんね。 「ちびくろ・さんぼ」が真っ赤な表紙、今回の表紙は真っ黄色。2冊揃えると可愛いですね。挿絵も微妙に違います。「ちびくろ・さんぼ 2」の方はあの「きかんしゃやえもん」の岡部冬彦さん。周りで読んだ人の間では「さんぼが可愛い!」と評判です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
幻のベストセラー岩波版絵本ついに復刊!ちびくろ・さんぼに、可愛い双子の弟ができました。 ふたりの弟の名前は「ちびくろ・うーふ」と「ちびくろ・むーふ」です。
「うれしいな! なんて なまえが いいかな?」 と ちびくろ・さんぼは いいました。 「うん、そうだ!ちびくろ・うーふと ちびくろ・むーふと いうのが いいや!」 絵は、五月に惜しくも亡くなられた漫画家の岡部冬彦さん。 フランク・ドビアスのデザイン化された絵を引き継ぎ、 柔らかなタッチで、生き生きとしたさんぼ兄弟を描いています。 続編の復刊により、先に発売された『ちぴくろ・さんぼ』と合わせ、岩波版完全復刊です。
私が覚えていたのは、トラがバターになるほうのちびくろ・さんぼだけでした。
なので、この2話目は初めてです。
ちびくろ・さんぼに・・・弟??
それも、二人?(双子?)
と、最初、思いました。
そして、わくわくしながらページを開きました。
子どもも、興味津々。
まったく知らない話なんですが、やっぱり、「ちびくろ・さんぼ」の世界だなぁ・・・と思いました。
それと、もう一つビックリしたのが、ちびくろ・さんぼって、動物と友達だったのね?ということです。
1話目は、そんな感じを受けなかったもので・・・。
どきどきわくわくしながら、一気に読んでしまいました。
子どもには、まだ、あまり長い話を読んだことが無かったので正直、最後まで聞いてくれるかな?という不安がありましたが、二人とも、じ〜っと聞き入り、最後まで楽しんでくれたようでした。
子どもも気に入ったようで、何度も読んでとせがまれました。
大人である私も、とっても楽しいと感じられる絵本です。 (れんげKさん 30代・ママ 男の子5歳、男の子5歳)
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