「おにぎりです。」「ぱかっと あけると うめぼし ころん。」 そんな言葉と一緒に、割れたおにぎりの中から真っ赤なうめぼしがころん。 この絵本は題名のとおり、色々なものがぱかっと割れて、中から何かが飛び出します。 これだけのことの繰り返しなのに、何かすごく気持ちがいい。 独特の優しい木の質感と曲線を持つ立体造形に目が釘付けになっちゃうのです。カラフルな色合いと可愛らしい表情も魅力的。 次は「えんどうまめ」、ぱかっとあけると・・・? 「あかちゃんといっしょ0・1・2」シリーズの中の一冊で、「リズミカルな言葉」「くりかえし」「立体感」「とびだすもの」…あかちゃんが大好きな要素がいっぱいつまっています。そしてリズム感にぴったりと合って展開される写真に、あかちゃんの好奇心もかき立てられるはず。思わず触ろうと手をのばすあかちゃんの様子、可愛いんだろうなぁ(笑)。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
おにぎりをぱかっとあけると、うめぼしころん。たまごをぱかっとあけると、ひよこぴよぴよ。 おうちをぱかっとあけると…? マトリョーシカのように、中からぽんぽん飛びだす木の 立体制作物が楽しい写真絵本。
小さい子向けおはなし会用にセレクト。
立体造形による絵です。
いろいろな立体が登場し、ぱかっと開けると、中身が飛び出す趣向。
おにぎり、えんどうまめ、りんご・・・。
後半は少しひねりが効いています。
入れ子のマトリョーシカ人形と同じような展開の面白さがありますね。
造形は立体という事もあり、色合いも柔らかく、目に新鮮です。
ラストの展開はなかなかお見事です。
文章はシンプルですが、擬音が軽快ですね。 (レイラさん 40代・ママ 男の子20歳、男の子18歳)
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