しずかなよるのことです。 くろねこのぴっちと、ぶちねこのりたが へやのかたずけをしていると、 ふと ソファのしたに 穴をみつけました。 おそるおそる はいってくと、ふしぎなサーカスの世界が 広がっていました。 初めてサーカスをみるふたりは、ドキドキワクワク! 期待に胸をふくらませています。 ところが、団員たちの演技は失敗ばかり。おまけにつまらなそうです。 「こんなの サーカスじゃないよ!」と、ぴっちは団長のシルクキャットにむかって うったえますが……。 さいこうのサーカスの復活に、ふたりが一役かってでます!
第28回ニッサン童話と絵本のブランプリ 絵本大賞受賞作。 配色がとても美しく、優しさが伝わる絵本です。
とてもシンプルな絵に、はっきりとした色合いがステキな挿絵でした。
サーカスをどうやって立て直すのかなぁと思って読み進めると、なんとお客さんの笑顔を思い出して、みんなが頑張り始めるというストーリー。
息子は最後の方に出てきた、サーカスを見に来たお客さんたちの笑顔が描かれたページが気に入ったようでした。 (ちびっこおばちゃまさん 40代・その他の方 男の子5歳)
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