
犬を飼いたいけど、父さんにムリって言われているボク。 お散歩中にひろったワラに、アブをくくりつけて歩いていると、あら不思議。 次つぎと、出会う人と動物を交換することになる。 もしかして、うまい具合に、犬が来るのでは? 期待するボクだけど…
サトシンさん版の『わらしべ長者』。 めでたし、めでたしで終わる…なんて あるはずない!?
絵を描いたのは、『ツレうつ』で人気の細川貂々さん。絵本初挑戦です。 背景にも、ちょっとした仕掛けがあります。

いぬをかいたいけど、お父さんから
「うちは せまいってのに、かえる わけが ないだろ」って言われてます。
でもいぬがかいたい~と歩いていると。
石につまづき、わらをつかんで、アブが飛んできた。
なんかこんな話聞いたことがあるぞ!
どんどんいろんな物と交換していきます。
やっといぬが手に入ったのに手放してしまい、「もう どうにでもなれ!」
って最後はともだちにも自慢できるすごいものが手に入ったのに…
やっぱりお父さんに「うちは せまいってのに、 かえる わけが ないだろ」「そうだった!」で大爆笑でした。
貂々さんの描く少年の表情がなんともいえない、かわいさと可笑しさがこみあげてきます。 (ショウキョウさん 40代・その他の方 )
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