はるこちゃんちの時計の針のチョーシンくん。ちかごろなんだか楽しくありません。タンシンさんやビョーシンくんの真似もしてみましたが、「だめじゃないか!」と怒られてばかり。そんな毎日にいやけがさしたチョーシンくん、とうとう「とけいのはりなんてやめて、ちがうものになろうとおもうんだ」といって時計から飛び出してしまいます。そうして向かった先は町のなか。チョーシンくんは、そこでいろいろなものに挑戦して、自分にあった役目を探し求めます。はたしてチョーシンくんは、自分にふさわしい場所をみつけられるのでしょうか?! そしてチョーシンくんの本当の役割とは! ああ、チョーシンくんの運命やいかに!
ぼくとけいのはりなんてやめて、ちがうものになろうとおもうんだ。
そう言って家を飛び出した、
はるこちゃんのおうちの時計の長い針チョーシンくん。
そして町でいろんなものになってみるけれど、どれも楽しくないのです。
そのうち、はるこちゃんの保育園にたどり着き、そこで自分の大事な役割に気づいたチョーシンくんは、無事に時計に戻りました。
長針が時計を飛び出すというのにはびっくりしましたが、自分の本当の役割って、なかなか気づいていないこともあるのかもしれないなと思いました。 (tori.madamさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子4歳)
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