「ここほれわんわん」でおなじみの昔話「花咲か爺」が、力強い絵と土佐弁でのびやかに描かれます。作者の田島さんも「こじゃんと、えい本になったちや!」と自信の作です。
田島征三さんの力強い絵が印象的です。
有名な花さかじいさんの昔話を、土佐弁で再話してあります。
じんまとは、じいさんのことですね。
ひとのえいじんまと、いじくそのわりいじんまの、
ダイナミックな対比が軽快です。
田島さんの絵は、原始的な筆致で、昔話の持つエネルギーを感じさせてくれますね。
花を咲かせるだけでなく、木の実という、食の恩恵まで体現しているのが見事です。
土佐弁は坂本龍馬で有名ですが、あまり接することがないだけに新鮮でした。
ぜひ、音読で耳でも味わってほしいです。
幼稚園児くらいからでしょうか。 (レイラさん 50代・ママ )
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