「ニャンともクマったもんだ」が口グセなのは、クマの頭の上に乗ったネコのカ“ネコ”さんと、ネコを頭に乗せたクマの“クマ”ダくんのコンビ。そんなふたりが、「ニャンともクマった」個性的な仲間たちを紹介してくれます。
誰かがおにぎりを食べているのを見ると、「パンダろう?パンダろう?」としつこく勧めてくる、 “パンダ”いすきなパンダ。 ちょっとの物音で“ブッタ”まげちゃう、気の弱いブタ。 さっ“キツネ”って、またつねるキツネ。 料理が“カラス”ぎるカラス! 次は…。
そう、もうお気づきかもしれませんが、この絵本はほぼ“だじゃれ”で出来ているのです。 笑っちゃって大丈夫です。 でも、それぞれみんなの性格やチャームポイントまで表していて、とっても愛嬌と愛情のあるだじゃればかりだと思いませんか?似た子が自分の周りにもいるような気もします。 まあ、うまく出来ないと「もう こり“ゴリラ!”」って叫ぶゴリラや、ひとのかさぶたを見つけると「“トラ”ないと気が済まない」トラなんて、やっぱりニャンともクマっちゃいますけどね。 最後には、カネコさんとクマダくんの「ニャンともクマった」関係の自己紹介もしてくれますよ。 クマったことを次々に挙げながら、最後には「ニャンともクマったもんだ!」 そう叫びながらも、すごく嬉しそうな顔をしているふたりが可愛いくて、大好きになってしまいます。
大らかでユーモラスで、一段と親しみやすくなった新井洋行さんの最新作。 ニャンともクマった…いやオススメです!!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
【あらすじ】 「わたくし、カ“ネコ”と”クマ”ダが、 ニャンともクマったなかまたちを ごしょうかいします!」
“気絶するくライ オンち”なライオンや、 “パンダいすきなパンダ”など、 個性豊かな動物達が登場する、 とってもキュートなダジャレ絵本!
あなたの周りにも、ニャンともクマった仲間達がいるかも…?
「ニャンともクマったもんだ」
題名からしてだじゃれの匂いがプンプン…
いざ開いてみると、期待通り!いや、期待以上のだじゃれ尽くし!
しかも動物縛りなんて、よくもまぁこんなに思いついたこと!
一本取られた!と思うだじゃれもあれば、聞いたことあるようなだじゃれも。
このだじゃレベルがミックスされているのも、おもしろ要素のひとつかと思います。
最後にニャンともクマった方々のお話しで締められていて、笑点のオチのようにきれいに収まっているのも気持ちが良いです。
いつか読み聞かせ会でチャレンジしたい一冊です。 (みみこめさん 20代・その他の方 )
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