日本の時代劇や昔の絵を見ていると必ず登場するのが「ちょんまげ」。 どうしてあんな髪型をしているの? 誰もが一度は疑問に思ったことがあるはずですよね。 「ひたいから頭のてっぺんまでをきれいにそり、のこりのかみを結いあげます。 このかみ型は、江戸時代より前の戦国時代のころからはじまったようです・・・」 こんな「ちょんまげのひみつ」を絵本にしちゃったって言うんだから、もう読まないわけにはいきません! 頭のてっぺんをそるようになった理由は知っていますか? ちょんまげにも色々な種類や流行があったことは知っていますか? 知りたい、知りたい。
そして興味深いのが、「ちょんまげ」姿になることは、大人のあかしでもあったということ。 江戸時代では、子どもたちは成長に合わせてどんどん髪型をかえて変身していたそうです。 そういえば、頭の上だけのばして結んだ子どもやカッパみたいな髪型になった子どもの絵を目にしたことありますよね。髪型を変えながら大人になっていく。15才で大人にならなくてはいけなかった、江戸の子どもたちの生活も垣間みることができます。 「生まれてからちょんまげまで。」 こんな風に江戸時代のことを知ることのできる絵本、面白いに決まっています。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
江戸時代の子どもたちの髪型と暮らしをおう
江戸時代、ちょんまげ姿になることは、大人のあかしでもありました。誕生からちょんまげを結うまで、子どもたちの髪型と暮らしをおいかけます。
タイトル通り、“ちょんまげのひみつ”をいろいろおもしろ情報とともに、伝えてくれる楽しい絵本でした。
時代劇では当たり前のちょんまげにも、年齢や身分によって形が様々な形があり、なんと!江戸時代の女の子も子どもの頃はちょんまげを結っていいたんですね〜。男の子とは結い方が違いますが、頭の上をあえてそるあたりは同じ感じです。
気になる方はぜひ読んでみてください。
解説は読みやすく、イラストも見やすいので、小学校の読み聞かせ等に使ってもいいかもしれません。
とってもお勧めです!! (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子18歳、女の子13歳)
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