花びら姫という美しくて気まぐれなお姫さまがいた。ある日、花びら姫はお城を守る妖精たちをおこらせてしまい、恐ろしい魔法をかけられてしまう。 気まぐれなお姫さまの“とくべつ”な物語
昔々、あるところにとても美しくて気まぐれなお姫さまがいました。何でも特別でなくては嫌というわがままさです。ある日、妖精たちの怒りをかい、呪いをかけられてしまいました。その呪いを解く鍵が“とくべつ”な猫にあると聞き、“とくべつ”な猫をさがして回ることにしました。そして、そこら中から猫をさらってきたので城の中は猫だらけ。お姫さまの城には、百足やらトカゲの召使いがいて、猫の世話をしています。お姫さまにとって“とくべつ”な猫は、見つかるのでしょうか?
きれいな本だなあと手にとってみれば、朽木さんの本としってびっくり。絵本も書かれていたんですね。
わがままなお姫さまが、魔法にかけられちがう姿に、というのは、昔話でもありそうですが、その魔法をとくまでの過程がまさに「とくべつ」でした。
自分にとってのとくべつとは何か、あらためて考えてしまいます。心にしみいる物語でした。 (あんじゅじゅさん 40代・その他の方 )
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