鬼才・宇野亜喜良が描く、失われた恋の記憶。「LOVE? 質問はひとつ、答えは1万通り」。追憶の波止場にある料理店・白猫亭を舞台に繰り広げられる、甘く切ないラブ・ファンタジー。麗しいマダムが、御来店をお待ちしております。
子どもの絵本を描いていても、どこかに大人の香りを漂わせる宇野亜喜良さんが、ヤングな大人向けにくる広げるディナーのフルコースです。
遊び心たっぷりに、いろいろと心を惑わせてくれました。
ストーリーテリングとしては、メルヘン童話超であったりするのですが、ちょっと危険な感じもありました。
掲載された小話「王さまの猫」は、これだけ抜き出して子供向けにリメイクしてもよさそうに思いました。
個人的には味わいを感じた大人向けの絵本でした。
(ヒラP21さん 60代・パパ )
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