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6歳の男の子チャマコは、おじいさんといっしょに牧場にいき、馬や牛に水を飲ませたり見張ったりするのが仕事です。牧場から帰ってくると、だれかれかまわず近くにいる動物を馬にして遊ぼうとします。ある日、みんな遊んでくれないので、山の中を歩いていくと、不思議なおじいさんに出会って、人間は好きな動物と兄弟にならなければならないと教えられます。チャマコは牧場にいって……。メキシコのミステカ族に伝わる昔話。
メキシコ・ミステカ族のお話です。
チャマコは、ミステカという村に、妹と、おじいさんと、おばあさん
の4人で住んでいます。
乱暴なチャマコには、どんな馬にも懐いてくれません。
チャマコの相手をしてくれるものがいません。
チャマコは、どんどん歩いて山に入っていったら、踊っている
おじいさんにあって、「きょうだいと共に生きる限りわれらは
滅びない。」と言われ、肩にはみつ網をたらしたあおいうまが
いました。このおじいさんは、ドエンデでした。”お前の兄弟を
みつけなさい”と言われてチャマコは、黄色い馬を選びました。
兄弟を見つけたチャマコは、一人前のミステカびとになった
お話でした。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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